『待機電力』で節電|茨城県常総市の石川電気商会

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『待機電力』で節電

2019.02.22

雪が降る!と騒いでいたのはつい二週間くらい前の事ですが、TVでは水戸の梅まつりのニュースが流れていて、春の足音が聞こえる時期になりました。

来月に入ると、就職・進学のためにご自宅を出て一人暮らしを始める方も多いと思います。

私事ですが、就職をして官舎に住む様になって初めて家事をしてくれていた母の有難味と、明かりの着いている家に帰れる温かさを実感しました。

そして、それと同時にお金のやりくりの大変さも圧し掛かってきました。官舎でしたから家賃は気持ばかりの金額でとても助かりましたが、食費と光熱費には工夫が必要でした。

当時、エアコンも最初は使っていなかったのに(スマホもなかったのに)どうしてだろう?と我ながら疑問ですが、お給料も少なかったのですよね^^:

現代はエアコンに電子レンジ等、(一昔前より消費電力を抑えられていますが)当時よりも電力の使い方に気を使う必要がありそうですね。

そこで今日は、戸建住宅・集合住宅どちらでも手軽に始められる節電方法のご紹介です。

 

 

 

『待機電力』という言葉を耳にした事のある方は多いと思いますが、簡単にご説明しますと

コンセントに繋がっている家電製品が使用していない間(待機時)に消費される電力

の事です。

それぞれの電気量は僅かだとしても待機電力を消費している家電が多くあればその分だけ電気代(待機電力)が消費されている事になります。

因みに一般的な家庭の電気代の約6%を占めるとも言われています。

そして、この待機電力を減らすという方法が一番簡単に取り掛かれる節電だと思います。

では、どの様にするのか?と言いますと、二つあります。

 

◆◆コンセントを抜く◆◆

一つ目は使っていない家電品のコンセントを抜く方法です。

使用後にスイッチを切るのではなく、コンセントを抜いてしまいます。

使用頻度の高い物ですと面倒になってしまいますので、電子レンジや炊飯ジャーなど日に何度か使う程度の物を見つけて実行してみるのもいいと思います。

エアコンを夏しか使わない方は、秋が来たらお掃除をしてコンセントを抜いてしまうと良いと思います。

また、テレビに関しては節約度が少ない様です。

テレビの待機電力は1時間あたり0.1Wほどで仮に1年間ずっと見ないで待機させたとしても電気代は約20円程度にしかならない計算になります。更に主電源から切った(コンセントを抜いた)場合

・デジタル放送のデータが自動ダウンロード出来ない
・内蔵時計に狂いがでる
・録画機能内蔵の場合は予約録画が出来ない

といったデメリットが生じてしまいます。

ならばテレビはどこで節電したらいいのかと言いますと、『明るさ』『音量』を抑える事で消費電力を抑える事が出来ますので、苦にならない程度で工夫してみて下さい。

 

◆◆ブレーカーを落とす◆◆

上の写真は私の住まいの分電盤です。ここでは右側の上下二列・横四列の小さいブレーカーについてお話します。

小さいブレーカー一つを『一回路』と呼んでいますが、一回路には、エアコン等の専用回路を別にしますと、コンセント・スイッチなど複数が集まっています。一般住宅であれば部屋ごとに集めている事が多いです。

どのブレーカーにどのコンセント・スイッチが繋がっているかは、手間ですが一つずつ小さなブレーカーを入り切りしてみると分かります。確認した時に、シールやラベラーで書いておくと便利です。

その中で、使っていない部屋のブレーカーを落とします。旅行に行く時にも、冷蔵庫・TVなど温度管理や時計設定の必要のない家電品しか繋がっていないブレーカーを落とすのも節約になります。

 

◆◆節電タップを使う◆◆

上の二つがどうしても面倒で…という方は『節電タップ』を利用してみてはいかがでしょうか。

節電タップはコンセントを抜かなくてもスイッチのON・OFFで待機電力をカットしてくれる便利なグッズです。

購入の初期費用は必要ですが安いものだと6口タイプでも1,000円前後で買うことが出来ます。

 

 

~ついでの話~

新生活のスタート時や家電製品を買い替えた際の経験でよく窺うのが「一気に使ってブレーカーが落ちた」というお話です。

例えば、エアコンと炊飯器と電子レンジを一斉に稼働させると、同時に一番電力を使う動作に入るためブレーカーが落ちる事があります。

エアコンは温度調整をするのにコンプレッサーがフル回転し、炊飯器は『炊く火力』のためにやはりフル回転します。一瞬でも契約容量を超えるとブレーカーは落ちてしまいますので、集合住宅など契約容量が小さい場合は時間差で使用する事をお勧めします。

 

 

塵も積もれば山となる…と言います。苦にならない範囲の節電が毎月の光熱費を抑える工夫のきっかけになれば幸いです。