エアコンの疑問①・・・つけっ放しがいいの?|茨城県常総市の石川電気商会

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エアコンの疑問①・・・つけっ放しがいいの?

2022.10.25

欧米で燃料代の高騰が問題になっておりますが、残念ながらアジアの日本も他人ごとではない状況にあります。

今年の夏は暑くなるのが早くて冷房を使うようになったのも早かったせいか、私も電気代の事では頭の痛い夏となりました。

暑さが落ち着いてホッとしたのも束の間、今度は暖房が必要な冬がやって来ます。しかも、天気予報によると今度の冬は例年より寒くなるだろうという話です。電気代もさることながら私は寒さが大の苦手なので既にガックリしております。

 

そんな冬を前にして『エアコンの節電方法』をはじめ、お客様から聞かれる疑問についてお伝えしていきたいと思います。電気代のこと以外でも電力が足りなくなるので節電が呼びかけられており、何か工夫をしたい所ですね。

初回の今日は、話題に上ることの多い『つけっ放しがいいのか?』についてです。冷房でも同じことが言えますので、是非、一読ください。

 

 

ポイントは『外気温との差』

エアコンは運転開始時に、運転中より多くの電気を使います。人間で例えると、開始時がダッシュで運転中は歩行と想像して下さい。ダッシュの回数が増えれば疲れるしお腹が空いて、沢山のエネルギー補給が必要になります。

このダッシュの回数を減らすためにつけっ放しがいいとされるのですが、いつでも何時間でもという訳ではありません。

人間も10秒以内に50m移動しろと言われればダッシュしますが、1分あれば歩きますよね。これと同じでエアコンも『1度室温を上げろ』と指令されるのと『10度上げろと』指令されるのではエネルギーの使い方が違います。もちろん、10度下げる方が負担がかかります。

寒い日の日中、外気温が8度だったとして、エアコンを使って28度まで上げるとしましょう。エアコンを切って30分留守にしている間に室温下がってが8度に戻ってしまったら、エアコンはまた28度にするためにダッシュすることになります。でも、外気温との差が1度しかなければ1度しか上げなくて済むので負担は少なくなります。

そのため、30分位のお出掛けを数回繰り返すとして、いちいちエアコンを切っていたらその都度大きな負担がかかり、結果、電気代も掛かってしまうという考え方になるのです。

 

 

短時間ならつけっ放しに

『一番の冷え込み』と言われるような寒い日は、節電と考えて20分・30分くらい部屋を留守にするたびに運転スイッチの入り切りを繰り返すと、かえって多くの電気を消費してしまいます。そんな時は設定温度を下げて、運転はしたままにしましょう。

お部屋が冷えてきたと感じた時も、運転の入り切りの前に設定温度の調整を行ってみて下さい。

ちなみに、冷房時には1℃高めに設定すると約10%も節電になります。

でも、「やっぱりもったいない」と思われる時は、お出掛けの際に1度か2度設定温度を下げてみるのはいかがでしょうか。