一人暮らしの家電品選び・洗濯機②

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一人暮らしの家電品選び・洗濯機②

石川電気通信

2019.03.14

今回は『一人暮らしの家電品選び・洗濯機①』でご紹介した乾燥機能を始め、色々な機能や特徴について書きたいと思います。

 

 

どの家電製品でも言えると思うのですが、どんな機能がついているか分からないまま購入して「機能の持ち腐れ」をしてしまう事があると思います。かと言って、ごくシンプルな洗濯機は今では数少ない二層式タイプのものだけなのが実情です。

いらなくても付いてきてしまう機能でしたら自分に合った・必要な機能を選んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

性能・機能をチェックしよう

 

★洗濯容量

一人暮らし向けとして一般的に発売されている洗濯機の容量は5kg前後です。

重さで言われてもイメージがつきにくいかと思いますので目安をご紹介すると、例えば毎日シャツと下着類とバスタオルが1組ずつ洗濯物として出るとしたら、約600~800g程度となります。毎日使用するもの以外の洗濯物も合わせたとして、週に2、3回洗濯機を回すとしたら、5kgはちょうどいいサイズです。

もし週に1回しか洗濯ができない人は、置くスペースがあることが前提ですが、6kg以上の大きめのものの購入を検討してもいいかもしれません。

また、乾燥機付きの場合、洗濯よりも少ない容量でしか乾かすことが出来ません。洗濯を容量一杯で行った時、乾燥に移れずにエラー停止してしまう事もあります。その際は、たいがいの製品なら洗濯物の一部を取り出して再度乾燥だけ行えば良いのですが、時間が掛りますので注意して下さい。

洗濯と乾燥の容量の違いはどこで分かるのかと言いますと、カタログ記載以外でも、お店に行った場合は展示のプライスカードに書いてくれています。「洗濯●kg・乾燥●kg」とありますので、特に大物をご自分で洗濯乾燥させたい方はチェックしておくと安心です。

 

★静音性

一人暮らしの場合、どうしても夜にしか洗濯が出来ないという方も多いと思います。最近の洗濯機は運転音が静かなものが増えてきていますが、それでも脱水時の音はどうしても響きやすくなります。静音性を重視するなら『インバーター』がお勧めです。

インバーターとは、モーターの回転数を制御する装置のことを言います。インバーター搭載の洗濯機ならば、モーターのうなり音や洗い・すすぎ時の水はね音が少なく脱水開始時の水きり音も低減されています。

他の目安では、説明書に洗濯・脱水時にどの程度の運転音が出るのか書かれています。45db以下であれば、周囲に迷惑をかけることは少ないと思いますが、部屋の作りや設置場所によっては響いてしまうこともありますので、迷った時には静音性もチェックしてみて下さい。

 

所要時間

にいる時間が短い人にとっては、洗濯も短時間に済ませる事が大切になると思います。基本的にどの洗濯機にも「スピードコース(お急ぎコースなど)」といって通常よりも短時間で洗い上げる機能が付いていますが、メーカーや機種によってその時間は変わってきます。タイマー機能を使えば所要時間を気にせずに済みますが、帰りの時間がピッタリにはいかない・洗い上がったら直ぐに干したいという方には要チャックのポイントかと思います。

 

★イオン洗浄

「プラズマクラスター」「ナイノー」「ピコイオン」などイオンの力で、水で洗えないものをサッと清潔にしてくれる機能です。ぬいぐるみの雑菌をはじめ、ブーツや帽子の臭い、タバコの臭いが染み付いた衣類などを手軽に除菌・消臭が出来ます。

 

★送風機能(風乾燥)

送風機能(風乾燥)は、乾燥と違いヒーターがありません。風の力で水分を飛ばすことで干し時間を短縮、洗濯物をふんわりとした仕上がりにします。乾燥機より電気代が安く済み、薄手の洋服や熱に弱い衣類にもお使い頂けます。

 

★バスポンプ付き

お風呂の残り湯が使えるバスポンプ付きならば、節水になります。また、水道水より温度が高い水を使うことで、汚れ落ちがよくなる効果もあります。

集合住宅では浴室と防水バンが敷いてある脱衣室が隣り合っていて、浴槽と洗濯機の距離が近くてバスポンプは通しやすくなっていると思いますが、洗濯機のどちら側からポンプを出さなくてはならないかと、ポンプの長さもチェックしておくと良いと思います。

前回ご紹介した排水ポンプと防水バンの位置の関係と同じ様な事ですが、浴槽とポンプを出す位置によっては距離が出て届かなくなる事があります。

 

★乾燥機

乾燥機能があると、「干すスペースがない」「外に干したくない」「干すのが面倒」といった一人暮らしの悩みを解決してくれます。シーツなどの大物を自宅で洗って乾かせればコインランドリーに行く手間も省けて便利です。ただし、「乾燥機付き」といっても、その性能や機能は機種や価格によって大きく違います。

乾燥機は必要なのか、また必要ならばどういった選び方をすればいいのか迷うことがよくあります。より詳しく下記にまとめてみました。

 

 

 

乾燥機能は必要?

洗濯から乾燥まで一度で済ますことができ、干す手間や時間が省ける乾燥機付きの洗濯機はとても便利です。ただ、その分製品の価格も上がりますし、乾燥機能が本当に必要かどうかは人それぞれです。特長やメリット・デメリットをよく踏まえて検討してみて下さい。

 

★風乾燥

ほとんどのタテ型洗濯機についている機能です。完全な乾燥ではありませんが、送風することで余分な水を除き乾きやすい状態にしてくれます。 タテ型なので、普通の洗濯機置き場があれば、このタイプの洗濯機は設置できます。ただし、乾燥機能とは違いますので、送風後に改めて干して乾かす必要があります。

 

★乾燥機

タテ型、ドラム式どちらにもついているタイプがあります。乾かし方には大きく分けて「ヒーター式(水冷除湿式)」「ヒートポンプ式」があります。

・ヒーター式・・・主にタテ型で採用されています。熱風で乾かし、出てきた水蒸気を水に戻してから排出します。高温で乾かすため、衣類が傷みやすく、

湿気が出やすくなります。またヒーターの温度を上げる事と乾燥時間が長くなる事から、ヒートポンプ式よりも電気代や水道代がかかります。途中でドアを開けることは出来ません。

・ヒートポンプ式・・・主にドラム式で採用されています。湿気を含んだ空気を除湿して排水し、乾いた温風で衣類を乾燥します。水を使わないため大幅

な節水になります。短い時間で乾くので衣類の傷みや縮みが少なく、水道代や電気代もタテ型よりかかりません。ただし、こちらの方式の方が購入価格が上がります。

いずれの方式の場合でも、容量が6kg以上のものが主流です。設置にスペースが大きく必要になることもありますので、設置場所と必要なサイズは必ず確認をして下さい。

また、乾燥機なしの製品と比べると値段が格段に上がるうえに、乾燥は洗濯よりも電気を多く使います。毎回乾燥機を使う生活だと、電気代は高額になることが考えられます。他の電化製品と同時に使ったときに、電気容量が足りなくてブレーカーが落ちやすくなる事もありますのでご注意下さい。

 

なお、乾燥機にかけた洋服は、その素材にもよりますが、皺ができたり、縮んでしまったり、衣類が傷むことが避けられません。最近は皺になりにくい機能の付いた洗濯機もありますが、ゼロにするのは難しいようです。どの程度のしわになるのか確認するのは難しいですが、大幅に改善されたと謳われている製品でも「ちょっとは皺になるでしょ?」と疑ってみる気持を持っていると大きな期待外れにはならないかと思います。

 

 

 

洗濯機は自分のライフスタイルを考えながら買うのがお勧めです。例えば、日常的にスポーツをする人とそうでない人では一日の汚れ物の量も違ってきます。どのくらい洗濯物が出る生活になるのか、何時頃洗濯をするのか、洗濯物を干したり取り込んだりする時間はあるのか……具体的にイメージしながら、自分に必要な性能や機能を求めていきましょう。