一人暮らしの家電品選び・電子レンジ

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一人暮らしの家電品選び・電子レンジ

石川電気通信

2019.03.15

冷蔵庫・洗濯機とご紹介してきました『一人暮らしの家電品選び』ですが、今日は電子レンジについて書かせて頂きます。

作り置き料理やお弁当、惣菜、冷凍食品を温めたり、調理時間や手間を短縮させることも出来る便利なアイテムですが、種類や機能が増え価格差も広がったため、どれを選んだらいいのか分かりにくい家電品の一つでもあります。

自分にはどんな電子レンジ・オーブンレンジが必要か検討する際に参考にしてみて下さい。

 

電子レンジと言えば「冷めた料理を温める」製品というイメージが強いと思いますが、その機能は温めるだけではなく、オーブン・グリル機能のあるオーブンレンジもあり、今ではこちらの方が主流となっています。『解凍』『茹でる』『炊く』『煮る』『焼く』、中には『揚げる』ことができるものまであり、うまく使いこなせば家事の負担を減らすことが出来ます。

例えば、一口しかコンロがないキッチンでも、コンロでは炒め物、電子レンジでは茹で物と分ければ、一度に二つの料理を作ることが出来ます。しかも、野菜などは電子レンジで加熱した方が栄養を逃さずに食べられます。また、パスタやご飯を上手く茹でたり炊いたり出来る容器も販売されています。

 

また、「料理はしないから、オーブンやグリルの機能は要らない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、トーストやピザなどの冷凍食品にはあると便利です。お惣菜の揚げ物も電子レンジで温めるよりオーブンで温めた方がさっくりします。

一人暮らしを始める時は何かと物入りで「とにかく安いもの!」と思ってしまうかもしれませんが、値段だけで決めるのではなく、種類や機能などはよく確認した上で購入した方が失敗は少ないです。

 

 

 

 

電子レンジ・オーブンレンジの種類は?

 

★単機能電子レンジ

いわゆる『温めるだけ』の電子レンジで1万円以下~という手頃な価格で購入する出来ます。この種類で出来るのは、出力レベル(温めるパワー)の強弱の変更です。それによって、『解凍』『温める』『炊く』『煮る』ことは出来ますが、『焼く』ことは出来ません。

基本的に自炊はせず、コンビニ弁当やお惣菜、冷凍食品を温める程度であれば、単機能レンジでも事足ります。ただし、パンやピザを焼いたり、今後自炊をする可能性がある人には機能が足りなく感じられることもあるかもしれません。なお、コンロに魚焼きグリルがついている場合は、電子レンジのトースターやオーブン、グリル機能として代用することが出来ます。

 

★オーブンレンジ

自炊生活を基本とするなら、オーブンレンジをお勧めします。単機能レンジにはなかったトースター・オーブン・グリル機能が付いており、パンをトーストしたり、魚や肉を焼ける他、ケーキやクッキーなどのお菓子作りも出来ます。価格は1万円程度からあります。

一般的に一人暮らし向け家電として発売されている物や、その他の家電とセット売りされている物は、このオーブンレンジが多いようです。

 

★スチームオーブンレンジ

ファミリー向けの電子レンジ・オーブンレンジで主流となってきているのが、スチームオーブンレンジです。「料理が好き」「食べ物にこだわりがある」という方にはお勧めです。

料理をラップなしで温めると、パサパサになったり固くなったりしてしまう事がありますが、スチーム機能があるとしっとりと温まります。また、魚や肉を焼く時に、中に含まれる油や塩分を落として、ヘルシーに仕上げてくれるものも魅力の一つです。その他にも油を使わずに唐揚げを作ることが出来たり、表面をカリッと中をふっくら焼き上げたり、それぞれのメーカーの製品ごとに特長があります。

ただし、その分値段も高くなり、3万円前後からとなっています。高機能なものほど高くなるので、値段に幅もあります。また、電子レンジ・オーブンレンジと同じ容量でもサイズがやや大きめになりますので、置くスペースが確保できるか確認してから購入して下さい。

 

★トースター

電子レンジ・オーブンレンジとは異なりますが、それに似た製品にトースターがあります。『焼く』機能を備えたオーブントースターや、シンプルにパンを焼くだけのポップアップトースター(パンを差し込んで、焼けると上にポンと出てくる)があります。

パン好きの人にとっては電子レンジで焼いたパンは「美味しくない」という声もあり、あえてトースターを買う事もあるようです。電子レンジの主たる機能である『温める』ことが出来ないため、電子レンジの代用にはなりませんが、短時間で焼いたり、食材によって時間を微調節したい人には便利です。2千円前後からあります。

 

 

 

 

機能や条件

 

★設置場所

まず第一に考えたいのはスペースです。どこに置くのかを考え、サイズを測ってから買いに行きましょう。なお、電子レンジは使用したときに放熱するための余裕が必要なので、サイズぴったりではない製品を選ぶようにして下さい。どのくらいの余裕を見ておけばいいのかは、メーカーや機種によって変わりますので、面倒でも候補に上った製品都度に確認して頂く様になりますが、主要メーカーの上位モデルは条件が一緒のようです。

パナソニック、シャープ、日立、東芝の各メーカーともハイスペックなモデルは上部を10cm以上空けるだけで左右背面ぴったり設置することが可能となっています。(※壁や家具が熱に弱い素材の場合はきちんと隙間を空けるようにと注意書きがあります。)
断熱パネルを採用することなどでこうした設置法を実現しているようです。

ミドルクラスのモデルになると背面はぴったり設置できても左右数cmの空間を空けることが必要になってきますので気を付けて下さい。

また、冷蔵庫の上に置いて使おうと考えている人は、冷蔵庫の上部が耐熱になっているかどうかも確認して下さい。

 

★電源と消費電力

設置場所の近くに電源はあるでしょうか。電子レンジ・オーブンレンジは使用時の消費電力が大きい家電ですので、安全に使うには直接コンセントに差すことをお勧めします。キッチンでは決められたスペース内で同時に家電品を使う必要があったりとコンセントが足りなくなりがちですが、出来るだけタコ足配線は避けて下さい。コンセント付きのレンジラックなどを使うと負荷が少なくコンセントを増やせます。

また、電子レンジ・オーブンレンジを使ったときの部屋全体の電気容量が足りるかも気にしてみて下さい。よく聞くのが、「電子レンジとエアコン」「電子レンジと炊飯器」の組み合わせでブレーカーが落ちてしまうというお話です。エアコンは大分消費電力が抑えられてきていますが、他の家電品に比べるとやはり高くなっていますので、電子レンジと同時に作動させると、同時期にそれぞれのモーターがフル回転しますので、容量にゆとりがない場合は直ぐに落ちてしまいます。

容量にゆとりがあるかないかを一目で見分けるのはとても難しいですが、契約容量が20Aだとして、冷蔵庫など常時電気が流れている家電品の他に、照明を点けてTV・パソコンの電源を入れ、エアコン・電子レンジ・炊飯器を同時に使用するとピンチだと思います。購入する際に消費電力まで考えるのは面倒だという方は、同時に使う家電品の数が少なくなるように心掛けると良いと思います。

 

★扉の開き方

限られたスペースに置く事が多い電子レンジ・オーブンレンジは扉の開き方もチェックしておきたいところです。扉は左開きと、上から手前に開く縦開きのものがあります。

左開きタイプでは、すぐ横に壁やドアがある場合、目一杯扉を開けなくなる事もあります。また、冷蔵庫の上など高いところに置く場合、縦開きタイプですと、目の前に扉が来てしまい奥が見えにくくなったり、熱くなったドアが手前にあるため、中の物が取り出しにくい事もあります。特にオーブンを使う場合は火傷の危険もありますので、気を付けて下さい。

 

★容量

一般的に、一人暮らしに必要な電子レンジの容量は20L前後と言われています。ただ、容量が大きくなればそれだけ値段も上がります。お弁当やお惣菜、冷凍食品などを温める程度の使用でしたら20L以下でも十分だと思います。

 

★フラットテーブルとターンテーブル

電子レンジ内が平らになっている『フラットテーブル』と、お皿が回転しながら温める『ターンテーブル』の二つのタイプがあります。最近はフラットテーブルが多くなっていますが、庫内のお掃除がやりやすい事や、容量一杯に広く使う事が出来るのも魅力なのだと思います。価格が同じでしたらフットテーブルがお勧めです。

 

★メニューボタン

最近の電子レンジには重さと温度を測るセンサーがついており、食材や調理方法を指定することで、自動的に加熱時間や方法を設定してくれる調理メニューボタンが多くついています。例えば、『ご飯を温める』『牛乳を温める』『生解凍』『茹で野菜』『フライ』など、自動で調理してくれるのでとても便利です。メーカーや機種によってボタンの配列や表示メニューに違いがありますので、自分がよく使いそうなメニューがあるものを選ぶという方法もあります。

 

 

 

どんどん進化している家電品のひとつである電子レンジ。お店には様々な機種が並んでいて、「一体、何がどう違うの!?」と迷ってしまうかもしれません。一人暮らしの場合は最先端で高性能なことよりも、自分のキッチンの広さや自炊するかどうかなどを考えながら、必要な機能や使い勝手を備えているかを重視した方が自分に合ったものが選べると思います。

 

 

前述しました冷蔵庫と洗濯機選びの記事も併せてお読み頂ければ幸いです。

『一人暮らしの家電品選び・冷蔵庫①

一人暮らしの家電品選び・洗濯機①