一人暮らしの洗濯機選び①

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一人暮らしの洗濯機選び①

石川電気通信

2018.03.13

前回の『一人暮らしの冷蔵庫選び(一人暮らしの冷蔵庫選び①)』に続いて今回は洗濯機選びについてご紹介します。

一人暮らしを始めるときに購入する家電の中では、冷蔵庫と共に大きな買い物のひとつになるのが洗濯機です。様々な機種や機能があり、値段も幅広く展開されています。どれを選んだらいいのか、迷っている人も多いのではないかと思います。

忙しかったり外に洗濯物を干したくない方には魅力を感じる乾燥機付の洗濯機についての購入のポイントもまとめてみます。

今回も記事を分けて書きますが、全部読んで頂ければ幸いです。

 

 

買う前にチェックしよう

 

~置き場の有無と場所~

一番最初に確認した方がいい事に、「部屋に置き場があるか?」という点があります。

置き場とは空いているスペースではなく、防水バンが敷かれている専用スペースを指します。

『防水バン』とは何ぞや?と思われる方もいると思いますが、脱衣スペースに敷かれている場合が多いのですが、主にプラスチック製の排水穴が開いている板の事です。これが敷いてあればそこが置き場となり、サイズを間違わなければ問題なく置く事が出来ます。

減ってはきていますが無い場合、適当なスペースを見つけて置くケースもありますが、水回りに家電品を置いた時の感電や水漏れの危険性もあります。水漏れに関しては市販の防水バン(洗濯機トレイ)もありますので、それを利用するのも良いと思いますが、万が一の場合は本人の責任になるのでご注意下さい。

また、室内ではなくベランダや玄関脇に置き場がある部屋もありますが、その場合、どうしても傷みが早く故障の原因となったり使用期間が短くなる事もあります。

 

~置き場の広さ~

築年数が経った物件などでは、置き場が狭くてドラム式の洗濯機を置けない場合がありますので、スペースの広さを測ってから買いに出掛けましょう。

防水バンが敷かれている場合は、内側のサイズを測って下さい。(内側は湾曲して立ち上がっていますので、平面部の有効内寸を測って下さい。)

また、洗濯機はモーターの稼働時に揺れる事もあり、壁との間に一定の余裕が必要になります。メーカーや機種によっても変わりますので、詳しくは取扱説明書・カタログやメーカーサイトを参考にして下さい。

他にも、ホースや蛇口、コンセントの位置も確認しておきましょう。ホースは「左排水」「右排水」と言って、左右どちらに付いているか機種によっても違います。防水バンの穴が右側にある場合、左側に付いている機種ですと、ゆとりがなくなりホースが抜けやすくなる事もありますので注意して下さい。蛇口は形状によっては別売りの「給水ジョイント」が必要となったり、給水ホースを取り付けられない場合があります。念の為に画像を撮っておくとお店で聞きやすいと思います。

 

~搬入経路~

アパート・マンションのエントランスやエレベーター、玄関間口や廊下が狭くて洗濯機を設置場所まで搬入出来ない場合があります。その時、クレーンを使って窓から搬入する方法もありますが、別料金が掛る事がほとんどです。経路上の狭い箇所だけでも測っておくと安心です。

 

~洗濯物を干す場所~

ベランダがない・隣の建物と近過ぎて洗濯物が干せない部屋や、「干す時間がない」「防犯上外に干したくない」といった場合には乾燥機能付きの物がお勧めです。

乾燥機・乾燥機能については別途ご紹介しますので、併せてご覧下さい。

 

 

 

洗濯機の種類

濯機は大きく分けると、「タテ型」と「ドラム式」の二種類があります。一人暮らしが洗濯機を選ぶときに知っておきたい特徴やメリット・デメリットをご紹介します。

 

~タテ型洗濯機~

昔からあるタイプで、上から洗濯物を出し入れします。

水流によるもみ洗いなので、泥などの固形物の洗浄力が高くしっかり洗えます。 また、機種が豊富で選べる幅が広く、予算に合わせて必要な容量・機能・省エネ性能を選べるのも魅力的です。

コンパクトで低価格なものが多くあり、一人暮らしではこちらのタイプが主流となっています(全自動洗濯機・4.2kg 2万円台~)。ただし、水を多く使うため、ドラム式より水道代は高くなりやすいので節水タイプがお勧めです。

また完全な乾燥ではありませんが、乾かす時間を短縮できる『風乾燥機能』がついた洗濯機が多く出ています。部屋干しがメインの方や、少しでも早く乾かしたいといった方には便利な機能だと思います。

乾燥機付きのタテ型洗濯機もありますが、乾燥機付きはドラム式が主流のため数はあまり多くありません。ただ、最近ではコンパクトでリーズナブルなタイプも登場してきたため、以前よりは購入しやすくなっていると思います(タテ型洗濯乾燥機・5.5kg 5万前後~)。

なお、ドラム式に比べると、乾燥時間が長くかかり、皺になりやすい・衣類が傷みやすい・生乾きになりやすい等のデメリットがあります。機種によって癖のようなものがあり、タオルやリネン類はきれいに仕上がっても衣類では皺が出来るという場合もあります。また、乾燥機を使ったときの電気代はドラム式よりもかかります。

 

~ドラム型洗濯機~

前面に扉があるタイプで、洗濯物の取り出しやすさも選ばれる理由の一つです。

衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い」で、洗濯物同士のからみが少なく衣類を傷めずに洗い上げます。また、少ない水で洗うので、泡の濃度が高く、皮脂汚れにも効果的で、節水性にも優れています。

ほぼすべての機種に乾燥機がついており、タテ型よりもすばやく乾燥させることができます。洗濯から乾燥まで一気に済ませることができるので、忙しい人にはおすすめです。

ただし、容量が基本的に6kg以上になるため、一人暮らしでタオルケットや夏掛けなど大物は自宅で洗わない方の中には使うには大き過ぎるという声もあります。最近は省スペースでも置けるコンパクトタイプもありますが、縦型よりは設置にスペースが必要です。さらに、扉を手前に開け閉めするため、狭いスペースでは扉を開けると作業するスペースがなくなってしまうなどのデメリットもあります。値段もやや高めです(ドラム式洗濯乾燥機・7kg 12万円~)。

洗濯機は容量の8割が一番効率が良いと言われています。乾燥機能が欲しいかという点でけではなく、普段洗濯する量がどの位になるかも想像してみると機種を絞る役に立つと思います。

 

 

次の『一人暮らしの洗濯機選び②』では乾燥機能を始め、色々な機能・特徴について書きます。是非、お読み下さい。