石川電気通信
2021.05.25
今年は梅雨の入りが早く来そうな天気模様です。天気予報を見ていて、中継地点の湿度の高さに驚く日が多々あります。外と室内では違うと思いますが、ふと見れば部屋の湿度も50%後半の日が増えています。
この時期、湿度対策が必要ですが、一緒にお勧めしたいのが『冷蔵庫の大掃除』です。
冷蔵庫の開け閉めの回数を減らす工夫はもちろん大切ですが、大掃除をすると『食材の長持ち』など節電以外にもメリットがあります。
お家時間の予定の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
まず、冷蔵庫の中に入っているものをすべて取り出し、消費期限や賞味期限が切れているものを処分します。
冷凍食品や生ものは保冷剤と一緒に保冷バッグやクーラーボックス、ダンボール箱などに入れておきましょう。
調味料もチェックです。お弁当などに付いていて勿体ないからと取っておいたお醤油なども古くなっていたら処分しましょう。
※消費期限とは…表示されている保存方法に従って保存した時、安全に食べられる期間。
※賞味期限とは…表示されている保存方法に従って保存した時、品質が変わらず美味しく食べられる期間。
冷蔵室の段を作っているトレイなど取り外せるパーツはすべて外し、食器洗い用洗剤とスポンジで洗い、よく乾かします。
最後に市販のアルコール除菌スプレーをかけ除菌するのも良いと思います。
重曹水(40℃くらいのお湯200mlと重曹大さじ1杯をよく混ぜる)をスプレーボトルに入れ、清潔な布巾にスプレーして内側の汚れを拭き取ります。
※重曹には食べ物汚れや油汚れ、手垢などの皮脂汚れを落とす洗浄効果と、臭いを吸収する消臭効果があります。
汚れから発生する細菌を増殖させないよう、必ず新品か清潔な布巾を使用して下さい。
汚れが拭き取れたら乾いた布巾で乾拭きをします。この時も仕上げに除菌スプレーを吹きかけると良いと思います。
野菜くずが多い野菜室と冷蔵室のドアポケットは特に細菌が発生しやすいため、念入りに拭き、しっかりと除菌して下さい。
ゴムパッキン部分は、綿棒や歯ブラシなどを使用して奥の汚れも取り除いて下さい。(割り箸にウエットティッシュを巻き付けるのも簡単で便利です)
給水タンクと浄水フィルターを水洗いします。
タンクの底やフィルターはぬめりや水垢が発生しやすいのでこまめに洗うようにしましょう。(水垢が溜まり過ぎると自動製氷機能が故障する事もあります)
フィルターの寿命は3〜4年です。氷の臭いが気になったりフィルタが黒く汚れている場合は新しいフィルターに交換しましょう。
フィルターは部品扱いになりますので、販売店の店頭などでは販売されていないケースがほとんどです。
メーカーもしくは私共にお声掛け下さい。
油汚れとホコリが混じった冷蔵庫上のベタベタ汚れは、冷蔵庫内と同じように重曹スプレーを吹きかけて布巾で拭き取ります。
頑固な汚れにはセスキ炭酸ソーダ水(水500mlにセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯を混ぜる)が効果的です。
重曹水と同じように、スプレーボトルに入れて汚れに吹きかけ、拭き取ります。
仕上げに、乾拭きして下さい。
・冷蔵庫内の温度は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保ち細菌の増殖を抑える
・魚や肉は容器や保存袋に入れ、他の食材に触れないようにする
・冷気の循環を妨げないよう、冷蔵室はに入れる食材は保存スペースの7割に抑える
・食べ物カスや液垂れなどの汚れは、その都度拭き取る
庫内に起こる温度差を考えると、夏よりも冬の方がお掃除には適していますので、この時期にきれいにしてみてはいかがでしょうか。