2019.10.04
残暑が厳しいとの天気予報に喜んでいましたが、いよいよ秋らしい風が吹いてきました。
がっかりしながらも、汗だくで目が覚めないのは有り難い事です。
今年の夏もエアコンに関しては色々とご相談を頂きました。
偶然でしょうが、ご購入後6年くらいでのご相談が今年は多かったと思います。その中でちょっとドキリとしたのが、「煙が出た」というご相談でした。スイッチは切ったとの事でしたので、そのまま触れずにいて頂き早速伺ったところ、煙の様な水蒸気の様な…と、お客様も驚きの方が大きくてどちらか自信がないご様子でした。結果は水蒸気の方で、結露と考えて頂くとイメージしやすいかと思いますが、外気との気温差が大きくなった為にルーバーから出た冷気が一部水蒸気となったのです。結果オーライで笑顔でお別れしました。
何かおかしいなと思ったらお声掛け頂けると幸いですが、来年の夏に向けて、冬の暖房機器として、ひと工夫して頂くと寿命も延びると思いますので、今日は簡単に出来るポイントを書かせて頂きます。
★外機の周りはスッキリと
ファンの風の通り道として外機の前と左右は30cmほどの空間を作ってあげて下さい。内機のフィルターの様に、風が通らないと籠って故障の原因になります。雪が沢山積もったり周りを囲まれるだけでもエラーが出る場合がありますので、降雪量が多い時にも注意して下さい。
★フィルターは風通し良く
「エアコンから風が出ない」とのご相談の多くはフィルターの詰まりが原因になっています。フィルターをお掃除して解決する場合が多いですが、余計な故障に繋がる事がありますので、夏の終わりと冬の終わりという様に定期的にお掃除してあげて下さい。
また、『お掃除機能』付きの製品でもお掃除が必要な事があります。一部の製品を除いて、埃・ゴミは「ダストボックス」内に集められる仕組みになっています。このダストボックス内に溜まった埃・ゴミは自分で捨てなければなりません。お使いの製品がダストボックス式かどうかは取扱説明書にも書いてありますが、購入先に聞いても分かります。これからご購入を検討される際は、ダストボックス式か排出式かを確認されると良いと思います。
★冷え具合は大丈夫?
冷媒ガスが抜けてしまうと冷えが悪くなります。「去年より冷えが悪かった」「夏の最初より冷えなくなった」と感じたら早目にご連絡下さい。ガスは少しずつ抜けて行くケースが多いのですが、完全に抜けた状態で運転を続けてしまうと大きな故障に繋がります。抜けてしまった原因にもよりますが、ガスの補充で済めば修理・交換より費用を抑えられます。
★リモコンの電池変えた?
エアコンが動かない時、リモコンの電池が切れている場合がよくあります。テレビなどもそうですが、リモコンの電池も定期的に変える事をお勧めします。私事ですが、テレビが映るのにチャンネルを変えられなくなり危うくメーカーに電話しそうになりました。電池がアルカリかどうかで寿命は違いますが、「あれ?」と思ったら交換しておくと安心です。
フィルターのお掃除で脚立に上っての作業に不安がある方はご連絡下さい。雑巾とブラシを持って伺います。