浴室暖房でヒートショック対策|茨城県常総市の石川電気商会

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浴室暖房でヒートショック対策

2022.01.17

寒さが身に染みる日が続いています。先日は『エアコン:暖房時の節電』について書かせて頂きました。

 

今日はこの時期によく見かける『ヒートショック』対策についてです。

ヒートショックとは、激しい温度変化で血圧が大きく上昇したり下降したりする現象のことです。冬場は浴室とリビングの温度差が10度以上になる事も珍しくない事から、ヒートショックが起きやすくなっています。

とくに、65歳以上の高齢者、高血圧、糖尿病、呼吸器官に問題がある、不整脈、肥満気味の方がなりやすいとの事。私事ですが、高齢の家族が朝風呂派なので心配で仕方ありません。

そんなヒートショック対策として、今日は『浴室暖房』について書かせて頂きます。

 

ヒートショック対策としては、お湯の温度を41度以下にする・手足をあたためてからお湯に入る・飲酒後の入浴は控えるなどの方法があります。とは言え、「面倒臭い」「晩酌は止められない」などなど生活習慣を変えるのも難しいところです。

そんな事情に効果的なのが『浴室暖房』の設置です。

 

浴室暖房にはガス式と電気式がありますが、ここでは電気式についてお話していきます。

 

 

★機能をチェック

浴室暖房には暖房機能以外にも、乾燥機能・涼風機能が備わっているのが一般的ですが、更に他にも便利な機能が備わっている製品が多くでています。製品によって付いている機能が違う事もあるので、使い方や予算に合わせて機能から製品を選ぶのも良いと思います。

<乾燥機能>

衣類乾燥と浴室乾燥の二種類があります。

雨や風が強い時、花粉や黄砂などが飛来している時など、洗濯物を外に干せなかった場合に活躍します。湿度の高い時期は、コインランドリーまで行く必要がなくなりますし、部屋干しより短時間で乾きます。

また、浴室内の湿気を素早くとる事ができるのでカビ対策にも有効です。

<涼風機能>

爽やかな風が送られてくる機能です。

暑くてもシャワーではなく浴槽に浸かると健康に良いと言われていますが、夏場は中々入る気になれない時がありますよね。そんな時に涼風機能で涼しい風で浴室内や体感温度を下げると、快適に入浴できるのではないでしょうか。

<ミスト機能>

細かい霧の様なミストを浴びることができます。

銭湯などにあるドライサウナよりも温度が低いので、体にやさしく心地良い汗をかくことができます。ミストサウナを浴びると、10分間入浴した場合に比べ、入浴後の肌水分の増加割合が40%もアップする女性に嬉しい機能ですね。

<打たせ湯機能>

お湯がしずくとなって断続的に体に当たります。

体に適度な刺激を与え、マッサージ効果を期待できます。

 

 

★設置方法

浴室乾燥機は大きく分けて次の2つの設置方法があり、それぞれの方法に合わせた商品が販売されています。

<天井埋め込みタイプ>

機材を天井に埋め込んでしまうため、フラットで見た目がスマートなタイプです。

天井に既存の換気扇がある場合は、そこに取り付けることが可能なので、大掛かりな工事は必要ありません。トイレと浴室が連動していたり、脱衣所とも連動していたりする換気扇を使用している場合は、換気扇が連動しているタイプの浴室暖房機を設置することになります。

<壁掛けタイプ>

既存の換気口を利用して設置するタイプです。

換気扇が壁についていれば、基本的に壁掛けタイプの設置が可能です。ただ、お風呂場に大きな窓がある場合は、スペースが不足して設置できないこともあります。

 

この他に、天井に取り付ける方法もあり、埋め込みよりスペースの心配はへりますが、製品の選択肢が少なくなってきます。

 

 

◎工事に際して

通常の換気扇から浴室暖房乾燥機へと交換する場合には、新たに専用の回路を作る必要があります。

エアコンの専用回路と同じ事ですが、浴室暖房機だけの専用のブレーカーを作るという事になります。

そのため、『分電盤』の中にブレーカーを足す必要があるのです。分電盤の中に空きスペースがあればそこにブレーカーを設置して浴室まで電気を引いていきます。もし、空きがない場合は、増設盤を設けるか、分電盤の状況によっては盤の交換が必要になります。