災害時の備え:ポータブル電源のお勧め|茨城県常総市の石川電気商会

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災害時の備え:ポータブル電源のお勧め

2021.10.21

ここ数年、どこかしらで起きている自然災害。大きな災害としては、常総市でも東日本大震災と水害を経験しています。水害の時には初めての避難生活も経験しましたが、テレビで見て「大変だね」と言っていた自分は本当の大変を知らなかったと思い知らされました。

今年も既に大きな災害でご苦労されている方々がいらっしゃいます。「もう、やめて」と言いながらニュースを見ておりましたが、自分の身にも起こりえる事と思うと不安になります。

そんな不安からではありますが、災害時の備えについて、今日は『ポータブル電源のお勧め』と題して書かせていただきます。

 

そもそも『ポータブル電源』って何?と思われる方もいらっしゃると思います。

簡単に言いますと、バッテリーが内蔵されており電気がない場所でも電力供給が可能な充電池です。

USBやシガーソケットなど、複数のポートに接続できるのが特徴で、スマホをはじめとしたタブレット端末の充電や、扇風機・冷蔵庫・電気毛布などにも給電可能です。

 

近年では種類も豊富に発売差されているポータブル電源ですが、購入の際にチェックしたい点をいくつかご紹介します。

 

 

 

<容量>

災害用のポータブル電源としては、容量1000Wh以上の製品がおすすめです。冷蔵庫、ドライヤー、電子レンジ、毎日のスマホの充電などを行うことができます。期間の目安としては、数日間~1週間程度使用できると安心です。

季節によって災害時にはどの家電製品を使うか想定して、事前に各電化製品の消費電力を把握しておきましょう。容量オーバーを避けるようにしましょう。また、容量が大きい製品は価格も高いため、予算に合うモノを選ぶのもポイントです。

 

消費電力について、各家電製品の消費電力は取扱説明書などに記載されています。

その記載で、『消費電力60W』とあった場合、その製品を7時間使うには420Wh必要となります。

では、この計算で使いたい製品の消費電力を足してけばいいかと言いますと、ここにちょっと落とし穴が。冷蔵庫やエアコンなど、起動時に運転時よりも消費電力がかかる製品があるのです。節電を考える時に対象になる製品はどれも割り増し電力がかかると考えていいと思います。それを見越してポータブル電源の容量を決めるのもそうですが、使う家電製品の優先順位や使い方などの工夫を話し合っておくのも良いかもしれません。

 

 

<定格出力>

定格出力とは、ポータブル電源が電化製品やスマホなどへ安全に給電できる最大出力のことをいいます。

電化製品の消費電力が定格出力を上回る場合、動かすことができないので、購入時に容量と一緒に気を付けたいポイントです。

電圧や周波数もあわせて確認しておくのがおすすめ。周波数が合わないと電子レンジなどの家電が使用できないうえに、故障してしまう恐れがあるので注意が必要です。

 

 

<出力波形>

ポータブル電源の出力波形には、正弦波・修正正弦波(疑似正弦波)・短形波の3種類があります。

正弦波の製品は、家庭用のコンセントと同じ出力波形なので、ほとんどの精密機器・家電に対応しているのが特徴です。より安心して使用したい方におすすめです。

修正正弦波(疑似正弦波)と矩形波の製品は、価格が手頃なのが特徴ですが、テレビなどの精密機器、扇風機などのモーターを搭載した機器、調光機能を備えた照明器具、コンピュータ制御の炊飯器や電子レンジなど、一般的な家電製品を使うと故障してしまう可能性があります。購入の際は、使える家電製品をチャックしてからがお勧めです。

 

 

<出力端子の種類>

ポータブル電源を選ぶ際は出力端子の種類と数も確認しておきましょう。扇風機や炊飯器など、コンセントを使う家電を使用したい場合にはACポート(ACコンセント)が必要です。

ポータブル電源にUSBポートが付いていれば、スマホやタブレット端末などを充電することが可能です。また、製品の中には、急速充電に対応したモノやワイヤレスで充電できるモノもあります。

 

 

その他、防水モデルや、シガーソケットを接続出来たりLEDライトが付いている製品と、色々な特徴の製品が出ています。

 

 

残念ながら、今後も大きな地震などが起きる可能性も決して否定はできません。停電になると照明も冷蔵庫もエアコンも使うことができなくなてしまいます。 しかし、家庭用蓄電池があれば、たとえ停電しても、家の電気機器を使用することができるので、これらの心配も緩和されます。

充電した電気を使える時間には限りがあり、復旧するまでは持たないかもしれませんが、対応を相談する間だけでも携帯を充電したり暑さや寒さから身を守れると気持ちも違って来るかもしれません。