2021.12.14
先日の事。アパートの駐輪場の照明器具が壊れてしまったと、交換のご依頼を頂きました。
そちらのアパートは、共用部分の照明を自動点滅器を使ってコントロールしています。
自動点滅器は、周囲の照度を基準にして、一定の暗さになった時に電気を器具に送る仕組みです。
そんな点滅器に対して、私達電気屋は点滅器を覆って暗い環境を作り、器具が正常に作動するかチェックします。
今回も、その方法で点滅器を覆い。器具を交換しました。
しかし、器具は点灯してくれません。同じ点滅器で反応するはずの他の照明も沈黙です。
立ち会って下さっていた住人の方の前で焦る私。分電盤を開いてブレーカーの電圧を測ってみましたが、点滅器の部分も含めて電圧は正常です。覆いも、いつもの様に黒い袋と軍手の二重でしてあります。
「すると?」
分電盤から駐輪場までの地中配線に問題が?滅多に聞かない話ですが、他には考えられないし…器具の配線の繋ぎの所で電圧を測って、正常だったら大変だなぁと思いながら、器具のライトバーを外すために脚立を戻そうとしました。
すると、住人の方が「点いたよ!」
振り返ってみると、本当に器具が光っています。他の器具たちもピッカリ。
ホッとして思わず「やったぁ」と呟いてしまいました。
結局、点滅器の覆い方が悪かったのか、接触不良なのか判明せず、モヤモヤが残りましたが、3日にランプの交換に伺ったところ、あの日以来正常に作動しているとの事でしたので安心しました。
次からは覆いにもう一工夫してみようと考えています。
寒い中、見守って下さり、温かいコーヒーまでご馳走して下さった住人の方、本当にありがとうございました。