石川電気通信
2020.06.22
梅雨入りしたのに真夏日が続いて体のバランスが取れないと愚痴をこぼしていましたが、今日の様に肌寒くて梅雨の日らしくなるとそれはそれで身勝手にも愚痴が出てしまいます。
私事ですが、この時期は髪がうねって途方に暮れる思いがします。出掛けるのも億劫になりますので、梅雨明けが早い事を祈るばかりです。
そんな『湿気』について今日は書かせて頂きますが、お部屋の湿度は40~60%が適切と言われており、多いとカビが発生しやすくなります。特に80%以上になると、繁殖が一気に活発になります。
季節によっても快適に感じる湿度は変わるそうで、夏は50%~60%、冬は40%~50%が快適湿度です。
因みに、カビが発生する温度は温度20℃~30℃です。特に25℃が一番活発になります。逆に30℃以上になると弱くなり60℃以上で死滅します。
除湿をするのに簡単で手っ取り早い方法にエアコンの除湿運転があります。除湿運転では室温設定はありませんので、蒸し暑い時には冷房を選ばれる事が多いと思いますが、湿気が減るだけでも快適度は上がりますのでまずは除湿をしてみるのも良いと思います。
また、扇風機やサーキュレーターを使って空気を流すとより早く除湿でき洗濯物も早く乾かすことができます。
多くのエアコンに付いている除湿機能ですが、機種によっては電気代がちょっと高くなりますので、時間を決めて除湿運転にする事もお勧めです。
エアコンほど電気代を掛けず、長時間除湿をしたい方には除湿機がお勧めです。移動が出来る点もエアコンと違いますね。
「いや、もっとコストを抑えて除湿したい!」という方には、少し手間が掛る方法も含まれますが、以下の方法をお試しになっては如何でしょうか。
★窓を開ける
ジメジメした空気を外に出して換気することで湿度が落ちやすくなります。効率よくキレイな空気を入れ替えるには部屋の対角線上の窓を開けるのが一番良いようです。(因みに車も同じで、対角線上の窓を開けるとタバコの煙も流れやすいそうです。)
窓を開ける時間帯ですが、気温が上がる日中がお勧めです。
更に、換気に加えて扇風機も使うと短時間で空気が入れ替わります。
★新聞紙で吸湿
下駄箱などにお勧めなのが、新聞紙を使った方法です。
見た目は良くありませんが、軽く丸めて置いておくだけです。
下駄箱だけではなく、濡れた玄関タイルにそのまま置いてもOK。濡れた靴にも丸めて詰めておくと湿気を吸い取ってくれます。
部屋の隅や窓の側、部屋干し洗濯の下などでしたらあまり邪魔にならずに効果を上げられると思います。
★凍らせたペットボトルを使う
狭い範囲なら、凍らせたペットボトルで結露させて除湿する方法もあります。
お皿などの上に凍らせたペットボトルを置いてしばらく放って置くだけで、空気中の水分が水滴になって現れます。(ペットボトルは7分目まで水を入れて凍らせると丁度良いと思います。)
水滴がこぼれない様に、器はお鉢など深さのある物がお勧めです。
★重曹を使う
重曹は油汚れを落す力が強いのでキッチン周りなどで重宝されているようですが、湿気を吸い取る除湿効果もあります。
小皿や小瓶に粉のまま重曹を入れて置くだけです。
消臭効果もあるので、クローゼットや押し入れ、下駄箱などにはピッタリの方法だと思います。
湿気を吸って重曹が固くなったら交換のサインです。固まっても掃除には使えるので無駄なく活用できます。
★コーヒーの出し殻を使う
コーヒーの出し殻にも消臭効果と湿度を吸い取る除湿効果があります。
水分を吸ったコーヒーの出し殻は、フライパンで乾煎りして湿気を飛ばすことで再利用できます。
ただ、繰り返すごとに効果は落ちてきますので、交換しながらお使い下さい。
それぞれの方法は一つでは部屋全体の湿気を取りきるのは難しいと思いますが、場所ごとに幾つか組み合わせると効果が増すと思います。
また、『除湿』『乾燥』と言っても、そもそもお部屋の湿度が分からないとケアをするにもムラが出てきますので、湿度が表示される簡単な置き時計などを置いておくのもお勧めです。