電力消費量1位!『冷蔵庫』の節電|茨城県常総市の石川電気商会

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電力消費量1位!『冷蔵庫』の節電

2022.11.22

 

電気料金の値上げにともない改めて『節電』を考えている方も多いと思います。

節電というと電力消費量が多大きいエアコンを最初に浮かぶかと思いますが、実は年間で一番電力を消費しているのは『冷蔵庫』なのです。考えてみればコンセントを差しっぱなしで使っているのだから当たり前と言えば当たり前ですが、使い始めてしまったらそのままになりがちではないでしょうか。

 

電源を入れたままにして使っている家電品の中でも節電の余地が多いのが冷蔵庫です。毎日使う物だからこそこの際、気にしてみて下さい。

 

今日は冷蔵庫の節電に関して幾つかの項目に分けてお話しいたします。

 

 

①設定温度の見直し

②設置スペースの見直し

③食品を詰め過ぎていませんか?

④扉の開閉時間と回数

⑤パッキンは傷んでいませんか?

⑥熱い物は冷まして

 

 

◆◆設定温度の見直し◆◆

設定温度など購入してからいじった事はない…という方もいらっしゃると思いますが、冷蔵スペース内で温度を設定出来るようになっています。

『強』のままで1年を通さずに、季節によって変えると節電になります。

夏でも『強』ではなく『中』で、冬は『弱』で大丈夫です。夏に『強』から『中』に変えると年間61kwほど節電になります。

ただ、食べ物の傷むペースが違ってくるので、設定温度を変えたら庫内の詰め過ぎに注意してチェックの目が行き届く様にして下さい。

 

◆◆設置スペースの見直し◆◆

冷蔵庫が壁や棚に近過ぎたり、壁や棚との間に物が置かれていてスペースがない状態だと冷蔵庫の放熱が上手く行かずに余計な電気代が掛ってしまいます。

適切な放熱スペースをとる事で年間45kwほどの節電と言われています。

周囲5cmは何も置かずにスペースをとる様にして下さい。

 

◆◆食品を詰め過ぎていませんか?◆◆

詰め込み過ぎていると庫内の冷気の循環が悪くなり、それだけで余計な電気が掛ります。

その他、庫内の見通しが悪くなる事から欲しい物を探す時間が長くなり扉を開けている時間も長くなりがちですので、さらに電気を使います。

たくさん詰め込んだ時と、その半分の時とでは年間で43.8kw節電出来るとも言われています。

中身の見えやすい保存容器に日付をシールなどに書いて貼って使うとスッキリが保ちやすいと思います。

 

◆◆扉の開閉時間と回数◆◆

扉の開閉時間や回数が長いと冷気が逃げて行くだけでなく、再度庫内を冷やすために電気が必要となります。

冷蔵庫・冷凍庫の扉の開閉回数がそれぞれ50回・16回の場合は、25回・8回の場合に比べて消費電力が約6%増加してしまう事があります。

扉を開けてから「何を取るんだっけ?」と考えてしまう時もありますが、これを減らすだけでも開けている時間が短く出来ますので、扉に手を掛けた時に考える様に気を付けてみるのはいかがでしょうか。

 

◆◆パッキンは傷んでいませんか?◆◆

細かい話ですが、パッキンが傷んで隙間が出来ていると、その隙間から冷気が漏れてしまいます。漏れた冷気を補うために余計な電気を使う事になります。

パッキンが傷んでいるか見た目では分かりにくい時には名刺(同じ様な厚紙)を挟んでみて下さい。ズリ落ちるようでしたら交換を勧めします。

 

◆◆熱い物は冷まして◆◆

カレーやご飯など熱いものを冷まさずに冷蔵庫に入れると庫内の温度が上昇します。

全体的に温度を上げるだけではなく、近くに置いてある食品の傷みを促してしまう事があります。

開閉時間・回数を少なくするのと同じ様に、上昇した温度を下げるために余分な電気を使う事になりますので、熱い物は冷ましてから入れましょう。

 

詰め込み過ぎないってどれくらい?と、目安を聞かれる事がありますが、『腹八分目』と考えてみて下さい。

並べ方も工夫して奥に何か入っていると分かるくらいでしたら、整理もしやすくて良いと思います。