LED電球の寿命が思いのほか短い?|茨城県常総市の石川電気商会

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LED電球の寿命が思いのほか短い?

2021.05.12

照明器具の電球を、従来の白熱灯からLED電球に変えて「これで10年間大丈夫」と思ったのに、意外と早く寿命を迎えたというケースはままあります。

 

一般的にLED電球のパッケージには『40,000~50,000時間』と、記載されている事がほとんどです。1日6時間点灯すると仮定して、18年間ほど寿命がこない計算になります。

しかし、理想と現実が違うように、『40,000~50,000時間』はメーカー側の言葉では、残念ながら『理論上』という事の様です。

 

 

理想通りには無理としても、寿命を縮めてしまう使い方は避けたいところです。

 

実はLED電球は熱に強くありません。明るい光が要求されればされるほど温度が上がり、とくに電源回路がダメージを受け不具合の原因となることがあります。

そんな特徴を押さえながら、LED電球を購入する際に出来る工夫をご紹介します。

 

 

★密閉型の器具で使う

浴室などに設置されているカバーで覆われた照明器具で使う事です。

LEDの光にはほとんど熱が含まれていませんが、電源部は発熱しやすいため、放熱が難しい場所や湿気の多い場所で使うと照明器具の基板がダメージを受け、寿命を縮めることに繋がります。

購入の際は『密閉器具に対応した』『断熱材施工器具に対応した』LED電球であれば熱対策が施されているので寿命が極端に縮まる事もなく、照明器具の故障のリスクも低くなります。

 

★ダウンライト

ダウンライトは、本体を天井の中に埋め込んで設置する照明器具です。

天井の中には断熱材があるので、それで覆われる形になるため、熱がこもりやすいのです。

 

★器具と電球の相性が悪い

最近の照明器具は明るさを調節できるものが多く出ています。その場合は、調光器対応タイプのLED電球を使う必要があります。反対に、明るさを調節できない照明器具に調光器対応タイプのLED電球を使うと、寿命が短くなるといわれています。

 

 

白熱球のように、いきなり切れてしまうことがほとんどないLED電球ですが、使っているうちに暗くなってきたり点滅するようになってきます。

この症状が出てきたら寿命と考える時期です。

「どの程度暗くなったら」というのは、感じ方は人それぞれと考えると難しいところ。そこで一般社団法人日本照明工業会が「初期の明るさから70%に減少するまでの時間」を寿命とするよう規定しておりますので、これを目安としてお考え頂ければと思います。