2022.11.14
『待機電力』という言葉を耳にした事のある方は多いと思いますが、簡単にご説明しますと
コンセントに繋がっている家電製品が使用していない間(待機時)に消費される電力
の事です。
それぞれの電気量は僅かだとしても待機電力を消費している家電が多くあればその分だけ電気代(待機電力)が消費されている事になります。
因みに一般的な家庭の電気代の約6%を占めるとも言われています。
そして、この待機電力を減らすという方法が一番簡単に取り掛かれる節電だと思います。
では、どの様にするのか?と言いますと、二つあります。
◆◆コンセントを抜く◆◆
一つ目は使っていない家電品のコンセントを抜く方法です。
使用後にスイッチを切るのではなく、コンセントを抜いてしまいます。
使用頻度の高い物ですと面倒になってしまいますので、電子レンジや炊飯ジャーなど日に何度か使う程度の物を見つけて実行してみるのもいいと思います。
また、テレビに関しては節約度が少ない様です。
テレビの待機電力は1時間あたり0.1Wほどで仮に1年間ずっと見ないで待機させたとしても電気代は約20円程度にしかならない計算になります。更に主電源から切った(コンセントを抜いた)場合
・デジタル放送のデータが自動ダウンロード出来ない
・内蔵時計に狂いがでる
・録画機能内蔵の場合は予約録画が出来ない
といったデメリットが生じてしまいます。
ならばテレビはどこで節電したらいいのかと言いますと、『明るさ』『音量』を抑える事で消費電力を抑える事が出来ますので、苦にならない程度で工夫してみて下さい。
◆◆ブレーカーを落とす◆◆
上の写真は私の住まいの分電盤です。ここでは右側の上下二列・横四列の小さいブレーカーについてお話します。
小さいブレーカー一つを『一回路』と呼んでいますが、一回路には、エアコン等の専用回路を別にしますと、コンセント・スイッチなど複数が集まっています。一般住宅であれば部屋ごとに集めている事が多いです。
どのブレーカーにどのコンセント・スイッチが繋がっているかは、手間ですが一つずつ小さなブレーカーを入り切りしてみると分かります。確認した時に、シールやラベラーで書いておくと便利です。
その中で、使っていない部屋のブレーカーを落とします。旅行に行く時にも、冷蔵庫・TVなど温度管理や時計設定の必要のない家電品しか繋がっていないブレーカーを落とすのも節約になります。
◆◆節電タップを使う◆◆
上の二つがどうしても面倒で…という方は『節電タップ』を利用してみてはいかがでしょうか。
節電タップはコンセントを抜かなくてもスイッチのON・OFFで待機電力をカットしてくれる便利なグッズです。
購入の初期費用は必要ですが安いものだと6口タイプでも1,000円前後で買うことが出来ます。
いかがでしょうか。電気料金が上がっている今日この頃、冷暖房にエアコンをババンと使う方など地味に節電を初めてみると年間電気代に貢献出来るのではないでしょうか。