2017.11.20
先月の後半、父が感染症になりました。右足のふくらはぎから下なのですが、ある日の夜突然腫れました。何年か前に同じ場所に痛風が出た事があったため、母も私も「まただ」と思いました。そのせいか、最初の診察時の判断も「痛風でいいと思います」と出ました。それが金曜日の事だったのですが、土日の間に腫れが尋常じゃなくなり、さらにどこからともなく現れた傷口から膿と言うか黄色い液体が水の様に湧き出て来るに至りまして、慌てて再度病院に行くと「感染症ですね」との事でした。土日のタイムラグが悔やまれるところですが、抗生剤の点滴をしてもらい、薬を処方して頂きました。
象さんの様な足になり歩く事もままならなかったので、当然の事ながら自宅で安静に過ごす日々が続いています。長年の習慣になっているので、最初は事務所に行くんだと無理を言っていましたが、この頃では外には出たがるもののそれ以上は言わなくなりました。
そうなると、『あれから40年…』の新婚生活?です。40年はオーバーですが、事務所を今の場所に建ててから父は自宅よりも事務所にいる時間の方が長い生活でした。私もここに戻ってきてからは事務所と同じ敷地内の長屋に住む様になり、ぶっちゃけた話が出来る方に「家族ばらばらで住んでいて効率が悪い」と言われたものです。その分母は日中を自分のペースで過ごせたので、まぁ良い点もあるかなと思っていましたが、予期せぬ『朝から晩まで一緒の生活』はいかに!?と、勝手にドキドキしていました。何せ、そもそも右の物を左に動かす事もしない様な父ですので、母は手が掛ってストレスがたまるだろうな…なんて考えましてね。
でも、今日のお昼の事、出掛ける母が父におやつを作って行こうか?と聞いているのを見て、ぶったまげました。いやはや、心配したものじゃありませんね。「あんな我儘な人の面倒は見れない!」という言葉を真に受けた私がバカでした。『夫婦喧嘩は犬も喰わない』という事でしょうか。弱っている者に対する情けかもしれない?それでも二人で昼の情報番組を見ている初めての両親の姿に、いいかもしれないと一人にんまりしております。