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一人暮らしの家電品選び・・・エアコン

2021.03.23

『一人暮らしの家電品選び』と題して家電品選びについてご紹介してきましたが、最後にエアコンについて書かせて頂きます。

エアコンは設置工事を必要とする場合が多く他の家電品よりも電気代への影響は大きいので、是非、参考にしてみて下さい。

 

 

 

エアコンの種類

 

★壁掛け

一番オーソドックスなタイプで、天井の近くに設置します。

工事費がかかりますが、使いやすくて、『心地良い』空調です。

 

★窓用

窓にはめ込タイプです。工事は不要で、サイズが合えば購入してすぐに使えます。

ただ、サイズが違ってしまうと設置自体が難しくなる場合がありますので、サイズの測定は必須です。

 

★置き型

ファンヒーター・空気清浄機のような形をしていて、床に置いて使用します。

工事は不要で、足元から涼しい風を発生させます。

 

 

 

 

設置スペース

 

★室内機

室内機の寸法はメーカーや機種によって異なりますが、横が80cm前後で、天井からは50cmくらいのスペースが必要です。

集合住宅で取り付けできる場所が決まっている際は、サイズを測りましょう。窓脇であればカーテンレールなどが壁側に入り込んでいて微妙にサイズが違ってくることがあるのでご注意です。

設置OKの目安は、天井から本体・壁から本体、どちらも5cm離して収まるサイズです。ルーバー(本体下部分の羽)の動きを干渉しないかも念の為にチェックしましょう。

 

★室外機

室内機と同様、室外機も設置場所を選びます。1階に設置であれば地面に置けるケースが多いのですが、集合住宅では2階と共用の架台を使う事もありますので確認が必要です。

2階に設置する場合、ベランダに置くのが一般的ですが、ベランダ側ではない部屋に設置するとしたら1階に室外機を置くのか、壁に打たれている架台に乗せるのか等を確認して下さい。どちらの場合でも設置工事に追加料金が発生する事がほとんどなので、全体のコストが大きく変わってしまいます。

また、脚立やはしごを掛けるスペースがあるかもチェックして頂くと、工事をする側としては有難いです。

 

 

 

 

設置を考えた時は

 

お店で機種を選んで、工事の話を進める前に把握しておきたい事があります。

 

★エアコン専用コンセントはある?

一昔前は、エアコンのコンセントを他の機器のコンセントと一緒に差し込んで使うのもアリだったのですが、今は認められていません。

エアコンのコンセントは『エアコンだけのコンセント』に差し込む必要があるのです。

どこに付いているか?と言いますと、壁の上の方か天井です。他のコンセントは、高い所で冷蔵庫や電子レンジなど目線辺りになるかと思いますが、エアコン専用コンセントはそれより高い所にあります。

集合住宅では、室外機を置く関係上、ベランダ側(玄関とは逆)についている事が多くなっています。

このコンセントがない場合、『コンセントの増設工事』が必要になります。

建物の構造や分電盤の位置などによって工事の内容が変わってくるのですが、お手頃価格のエアコンが買えてしまう金額になる事もあります。

 

★エアコン専用コンセントの形状

専用コンセントがあったら、その形状も写真に撮ったりして覚えておきましょう。室内機側のコンセントと専用コンセントの形状は合わせる必要がありますので、機種を選ぶ際に役に立ちます。

 

★配管用の穴

室内機を設置する箇所に銅管などを外に出すための配管用の穴があるかもチェックです。プラスチックの丸いキャップが掛かっているので分かりやすいと思います。

配管用の穴がない時は、設置工事の際に開けられるのですが、標準工事に組み込まれている業者と別料金の業者があります。通常、木造住宅であれば組み込まれていると思いますが、要確認です。また、コンクリート壁は別料金がほとんどで、その厚さによっても料金設定をしている業者もいますので、工事の際は金額をチェックした方が良いと思います。

 

★電気の容量は足りてる?

一人暮らしの人向けの集合住宅では、あまり問題にならないかと思いますが、電気の容量の問題もあります。20Aの設定になっているとして、20Aですと2部屋で同時にエアコンを運転させて、更に他の機器を幾つか使ったらブレーカーが落ちてしまう可能性があります。使う際は、例えばエアコンを2台同時運転させ・炊飯器でご飯を炊き・電子レンジを使うといった事を一斉に始めるのではなく、一つずつ時間をずらして使ってみると落ちる頻度は少なくなるかと思います。

ならばどうするかと言いますと、ブレーカーの容量を上げる方法が一般的です。

しかし、集合住宅ではお金の発生することは話し合いになるかと思いますので、間取り的に可能であれば、2部屋に対応できるように1~2サイズ位容量の大きなエアコンを設置するのも良いかと思います。

 

★100Vか200Vか

一人向けの事ではありませんが、容量が大きなエアコンになると200V仕様のモデルがあります。

エアコン専用コンセントが200V用になっている場合、100V用を設置してしまうと使えませんので、念の為に確認しておきましょう。

 

 

 

容 量

 

★カタログ記載の意味

カタログには『6~9畳』など、カバーできる畳数の目安が書いてありますが、この目安の解釈について掘り下げてみます。

『6~9畳』の記載は、6~9畳の部屋に最適という意味ではありません。「木造・南向きなら6畳」で「鉄筋・北向きなら9畳」という意味です。

また、一般的に暖房の方が適用畳数が少なく表記されています。冷房よりも暖房の方がパワーを必要とし、消費電力も大きくなるのが理由です。

そのため、暖房機器としてもエアコンをメインに使う事を想定してるなら、暖房の畳数目安を参考にして選びましょう。冷房の方を参考にして選んだ場合、暖房時に「効きが悪い」と感じる事があります。

部屋の向きなども考慮すると良いかもしれません。南向き・西日が入る部屋ではエアコンに係る負荷が大きくなったり、効きが悪く感じる事がありますのでその様な部屋ではワンサイズ大きな物がお勧めです。

 

★容量不足だと?

冷え感(温まり感)に不満を感じなければ、小さいサイズのエアコンの方が価格も安くお得感がありますが、長く使う事を想定するとリスクもあります。

①効きが悪くなり、冷える・温まるまでに時間が係る。

②常にフル回転状態になるので、電気の消費量が増えて電気代もアップ

③エアコンに負荷がかかり故障がしやすくなったり、寿命が短くなる

 

 

 

 

省エネ性能

 

電気代に直接かかわってくる「省エネ」性能。迷った際は省エネ性能で決めるのもアリだと思います。

省エネ性能を知る目安に「省エネ基準達成率」と「エネルギー消化効率」があります。

 

省エネ基準達成率・・・目標値に対してどれくらい達成されているかをパーセンテージで表した数値です。大きいほど省エネ性が高くなります。

エネルギー消化効率・・・AFP(通年エネルギー消化効率)とCOP(エネルギー消化効率)で表示されています。APF値が小さいほど省エネ性が高くな

ります。

 

比較の際は、★マークの数を比べるのが簡単な方法です。統一されているルールで★の数を決めています。プライスカードと一緒に提示されている事が多いです。

 

 

 

 

機 能

 

オーソドックスな「冷房」「暖房」「除湿」の3つの機能はどれも同じで、「フィルター掃除機能」が付いているモデルも全てのメーカーで出されていますが、少し価格も高くなります。他にもたくさんの機能がありますが、付いている機能の数や、機能の種類によっては金額も大きく変わりますので、本当に必要な機能かな?と考えながら検討して下さい。

いくつか『あると便利そう』な機能をご紹介します。

 

センサー・・・人数・運動量や場所、陽の当たり方などをセンサーで感知して快適さを考えてくれます。

空気清浄・・・室内に浮遊する花粉・カビ菌などを除去します。

内部クリーニング・・送風によって室内機内部を乾燥させてカビの繁殖やエアコン臭を抑止します。

ノンストップ暖房・・・霜取り運転中も休むことなく暖房することで寒い日の室温をキープします。

無給水加湿・・・給水しなくても室内の湿度を一定に保ってくれます。

 

また、「フィルター掃除機能」に関しては、ダストボックスが付いていて、最終的に自分でボックス内のゴミを捨てなければならないタイプと、水を外に出すドレンホースを通して水と一緒に出してしまうタイプがありますので、本当に楽をしたい方には後者がお勧めです。

この他にも、換気機能や外出先からスマホで操作できるモデルや、AIを使った機能が付いているモデルも出ています。

 

 

 

集合住宅ではエアコンが既に設置されている事が多いと思いますが、自分持ちで設置する必要がある場合や2台目を考えている方の参考になればと思います。また、『一人暮らし』とタイトルで謳って集合住宅を想定して書いておりますが、一般的なご家庭でも参考にして頂けますので、ご家族で共有して頂けると嬉しいです。

 

これまでのバックナンバーもお役に立てば幸いです。

一人暮らしの家電品選び・・・冷蔵庫①

一人暮らしの家電品選び・・・冷蔵庫②

一人暮らしの家電品選び・・・洗濯機①

一人暮らしの家電品選び・・・洗濯機②

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