2017.10.25
ご近所さんに「廊下の照明のランプが切れたので見て」と声を掛けて頂き伺いました。
見るとランプが口金の所ですっぱりと、言葉通り『切れ』ております。あまり見掛けない光景ですが、森田に言わせると「たまにある」そうです。
ペンチを強引に差し込んで口金を外す方法(※)もありますが、長年使ってきたとの事で交換する事になりました。
器具は小型のスッキリしているので明る過ぎないが良いのだけれど、お任せするから選んでと言って頂きましたが、『明る過ぎない』の基準はやはりお客様ですので、もう少し絞って頂こうと思いカタログを持って再度伺いました。
ランプの明るさの違いが分かる写真が載っているカタログがありましたので、それを使って説明させて頂きました。LED電球と言うより『ユニットフラット形ランプ』と言う物なのですが、3つの光の種類があります。電球色・温白色・昼白色です。温白色は蛍光管などで言うところの昼光色と考えて頂ければ良いかと思います。どう違うかと言いますと、電球色はオレンジ・温白色は若干オレンジかかった白・昼白色はクリアな白となっています。
今回のお客様は電球色には慣れていないとの事で温白色・昼白色で迷われましたが、他の場所で使っている光がまぶしいと仰るので見せて頂くと昼白色でしたので、今回は温白色になりました。
次に光束ですが、照らす範囲が廊下の5m位なのと、先程の他の場所を目安に考えて一番少ない物にしました。
実は、『他の場所』の照明器具も交換させて頂いたのは私共だったので申し訳なくてお詫びを申し上げたところ、その後、白内障を患われたために以前平気だった照明の明かりでも刺さるように眩しく感じられるようになってしまったそうです。実際、『他の場所』の照明器具の一部には、光を少なくする為にボール紙が当てられていました。
LED照明が主流になり価格もずっと手頃になってきたので、私共でも以前よりLED照明をお勧めするようになりましたが、今回は明るければいいってものじゃないのだなぁと思いました。お客様いわく「ランプの交換回数を減らす事と明る過ぎないのと、どちらを優先するのか難しい」との事です。LED電球の明るさも使ってみなければ分からないわよね、と笑っておられましたが、両親も含めてご高齢の世帯が増えている地域でもありますので、今後は気を付けようと思いました。
(※)ペンチを差し込んで外す際は、必ずブレーカーを落として行って下さい。